未病の専門家は！
未病は、「未だ病にあらず」ですから病気でない人の体の状態を言います。従って東洋型保健管理と言うこともできます。従って未病の専門家は病気治療を本務とする医師ではなく予防する保健師、栄養士、薬剤師、医業類似行為を業とする鍼灸師等が未病の専門家にならなけれなりません。医師は、高度に進化発展する治療技術に専念することが義務と考えます。名医なら保健管理をしているほど暇ではない筈です。
未病の専門家 ⇒ 保健師、栄養士、漢方薬剤師、鍼灸師、柔整師、未病養生専門員等
治療の専門家 ⇒ 医師
正しい未病概念を普及し国民一人一人が自ら治未病（未病管理）を行うことで家庭の医療費も国家予算の医療費も削減できます。未病関係の学会が未病とは、「自覚症状はないが検査では異常がある状態」と「自覚症状はあるが検査では異常がない状態」で、病気とは「自覚症状もあるが検査でも異常がある状態」としています。しかし、明らかに詭弁です。この三者は全て病気です。従って、この考えだと未病の専門家は医師ということになります。
癌の末期で検査値が異常で自覚症状がない状態を未病と言えません。癌の末期でなくとも検査値が異常であれば病気であることは当然です。検査値に異常が無く自覚症状が有る場合も病気です。検査が絶対でないこと、検査方法の街着で病気が発見できないでいる状態だからです。自覚症状を訴えること自体が患者が嘘を言っていない限り病気です。肉体的検査ののみで心の病気の場合も多いと考えます。
なぜ、未病の定義に拘るか！
未病は、病気になる前の体の状態としなければ多数説の未病概念では既病（既に病気）ですから、病気になる前に病気を防ぐのが未病としなければ未病管理が病気翰林なってしまいます。病気になってしまったら治療を行うことは当然ですが、病気にならないことが重要だと考えます。病気を防ぐことは家庭の医療費はおろか国家予算の赤字も減少します。我が国の高齢化による崩壊を防ぐ手段は未病管理（治未病）を国民一人一人が行うことしか道はないと考えます。間違った医療概念は国を滅ぼします。ですから、未病概念に拘るのです。
間違った概念を普及している学会は薬剤師や鍼灸師も所属していますが、医師が中心で運営されていますので未病を医師の業務範囲に無理やりしたいのだと考えられます。病気を未然に防ぐのが未病管理だと再度主張させて頂きます。
かかりつけ薬局！
かかりつけ医は、医師会も厚労省も強く進めていますが、もっと大切な「かかりつけ薬局」の必要性を理解し利用しなければならないと思います。現在のかかりつけ医制度のみではお薬手帳はあるにしても薬の管理が手薄になりがちです。医療機関を利用し、その門前薬局を利用していると薬の管理が短期間になり且つデータ保存がありませんのでかかり付け薬局制度を医薬データの管理義務も徹して制度化することで無駄が省け、医薬の管理も適正化します。
早急に「かかりつけ薬局」制度の充実が求めれれてくると思います。